ポジショニングランヤード自作

ポジショニングランヤードは高い木の上での作業に使用。
CEの認証されたランヤードをそのまま買って使えばいいのですが…
頻繁に使う物でもないし安く手に入るものでもない。
しかし、有れば便利。
梯子や三脚では作業できないような高木の作業では必要なものです。
そもそものきっかけは数年前にYouTube(庭秀チャンネル)を観て
あ~っ!こんなものがあるんだねぇ。。。
この方は同業者で年齢も50過ぎで頑張ってらっしゃる。
すばらしい方ですね。
その他にも
いろんな方のツリークライミングのYouTube
アウトドアショップK
HEY!HEY!HO!Channel
NORTH JAPAN ARBORIST
sky tv 【tree service 空】
(4社の方々は特殊伐採の専門のアーボリスト)
を観ながら
かれこれ3~4年勉強しながら趣味もかねて実践中。
それでもなお自分は63過ぎ
木に登るにも
足を手で持ち上げながら移動するような
未熟者です。
修行がたりません。
そんな者ですが…
ポジショニングランヤード自作しました

はじめにポジショニングランヤード(MRS)は10mm~12mm。
パラレルコアタイプのスタティックロープが2種類(3mと7m)。
ダブルブレードタイプのスタティックロープが2種類(4,5m・8m)。
*クライミングロープは大きくわけると
ダイナミックロープ(伸びる)とスタティックロープ(伸びない)。
樹上では常に揺れながらテンションがかかった状態での作業なので
伸びると不安定になり危険です。
そのため ポジショニングランヤードには伸びないスタティックロープを使用します。
さらに カラビナは24kn以上のもの使用。
たとえば 一番はトリプルアクションのものがいいのですがなかなか手がでません…
そのため ダブルアクションのオートロックを使ってます。
また リギングにはスチール製、クライミングにはアルミ製と使い分けます。
一方で クライミングプーリーはマイクロプーリーとトリプルアタッチメントタイプの2種類。
それに ヒッチコードはGM CLIMINGの8mm(76cm)が3種類と自作の8mm数本使用。
しかしロープとヒッチコードの相性が合わないとうまく作動してくれません。
それぞれに癖が有るのですね。
フリクションヒッチの巻き方を
いろいろ変えて結構たいへんです。
フリクションヒッチの巻き方も何種類もあり
その動画だけをYouTubeにアップしてる方もいます。
参考にしたい方はこちらへどうぞ。
メインロープ(SRS)のデバイスも自作しました

次にメインロープ(SRS)に使用してるのが11mmと12,7mm。
それはそうとアウトドアショップKのポール・ポインターさんに怒られそうですが
調子にのって
SRS用のデバイス(ロープレンチまがいとヒッチハイカーまがい)も自作しちゃいました。
実は↑↓の移動にはロープランナーかアキンボがいいのですが
なかなか手が出ないということもあり
今まではカラビナやビレイデバイスとかエイト環などを
下部のブリッジに付けて下降してました。
そんな中
自分で作れるデバイスはないか?
考えているうちに2つは出来そう。
そう思うようになりロープレンチから始めました。
まずロープレンチまがいの本体はアルミ板を加工しプーリーをつけ
デザー部は3mmのパラコードを束ねて棒状にしました。
10mmロープは駄目ですが11mmと12mmは使えます(^^)
さらにヒッチハイカーまがいの本体は廃品の草刈刃で加工し
放熱版はアルミ板を束ねてつけました。
それに付随するドックボーンまがいは鉄筋棒を加工しました。
ヒッチコードは8mmを使用してます。
こちらは10mm~12,7mmまでぜんぶ使えます(^^)
教訓
それはさておき
このおやじ
数年前にちょっとした崖から転落し腰の骨を折って1ヶ月くらい仕事出来ないときが有りました。
枯れ木の切り株にロープを掛け
いざ降りようとしたら切り株ごと抜けおちました。
よって今は そのことを教訓にロープ掛けする場合は1点じゃなく
必ず2点 3点掛けるようにしています。
尚、自作のランヤードは人に貸せるものではなく
あくまで自分だけが使う目的で自作しました。
ランヤードは使用後には毎回洗ってから日陰に吊るします。
最後までお読みいただきありがとうございました。