松の 手入れ 時期 方法

上の松の画像写真は写真素材ルーム様より引用

松の 剪定は難しいってよく言われたりしますが
時期と方法を理解し基本どおりに行なえば
そんなに難しいことはありません。

ふだん手入れしてる黒松・赤松・五葉松に限り
なるべくわかりやすく解説します。

庭木の手入れはいずれも基本がありますが
なかでも松に関してはその時期に行なう作業が
はっきりしています。

たとえば 春に行なう「ミドリ摘み」と
秋から冬に行なう「もみ上げ」は
このページをご覧になってるかたなら

一度は耳にしてると思います。

今回はより具体的に解説できればいいなと思い
このブログを書きました。

ただ 年一回の剪定で済ませる場合は
この限りではございませんが参考までに
最後までお読みいただければ幸いです。

松の手入れ 時期 方法


春に行なう最初の手入れは2通りの方法があり
どちらか好きなほうを選ぶことができます。

松の手入れ 1-A ミドリ摘み

まずはじめに「ミドリ摘み」があります。
芽摘みのことを松の場合「ミドリ摘み」と言います。
春に吹く最初の芽になります。

時期


春の作業(5月)で 新芽が伸びてきて
さらに 新しい緑色の松葉が数ミリ顔を覗かせたら
手入れの時期です。

方法


手入れの方法は指で折るだけです。

松葉が伸びすぎないうちに済ませましょう。

伸びすぎると芽が硬くなり鋏をつかうようになります。
鋏が悪いわけではなく新葉の間に鋏が入れずらく
せっかくの新しい葉を傷つけるようになってしまうため。

真ん中の一番長く伸びた芽は元から指で摘み取り
次に 両脇にある芽や弱い芽は
松葉の部分を1~2cm残し
その他 の先の部分を指で摘み取ります。

その後に残された部分がなるべく同じ長さになるようにします。

残った芽が今年の枝になります。

赤松も黒松同様に行なえますが新芽が間延びしますし
また 黒松よりも萌芽力弱いため
芽の先だけ摘みとるのがいいでしょう。

一方で 五葉松はこの時期なら新芽だけを刈込んでも大丈夫です。


ところで 葉性が長くて鬱陶しいと思う方いると思いますが
その場合は 4月頃に根を切るといいです。
幹の直径の3倍位のところを半径に
たとえば 幹の太さが20cmなら半径が60cm直径1m20cmです。
円状に根を切ってあげます。
すると成長期における養分量を抑えることが出来て
その年の葉の長さが
いつもより短くなります。

それは面倒だという方は
下記の芽切りがおすすめですね。

松の手入れ 1-B 芽切り

次に松の盆栽で行なう短葉法。
「ミドリ摘み」は新芽を育てあげますが
一方で 「芽切り」は葉の短くなる2番芽を育てあげます。
枝葉が短く細く蜜になります。

両方とも秋から冬の剪定は同じです。

葉性の長い葉を短くさせる方法で全体のバランスをとるための技法で
早めに芽切りを行なうとその分2番芽も早く出てきます。
がしかし 葉性もあまり短くならず枝も間延びします。

対照的に7月に入ってから芽切りを行なうと
2番芽も遅く出てきます。

そのため 葉性も短くなりすぎて枝もそんなにのびずに
庭木の大きな松にはあいません。

時期


今年の場合は
初夏(6月初旬~中旬)で新芽が伸びてきて
さらに葉が開きはじめたたころが時期です。

赤松も同様に出来ますが古木なら
春先に肥料を施してからのほうが無難です。

ただし 地域差や木の大きさにもよります。

たとえば暑くなる時期が早い地方と遅い地方では
松の手入れの時期と方法や
葉性の長さが変わってきます。

また 大きな木と小さい木では葉性の長さとバランスが
重要です。

盆栽のような小さな木姿と
大きな庭木の松とでは遠目に見て違いがあるため。
大きさによって時期を選びます。

それはさておき やりかたはミドリ摘みとは違います。

方法


去年の葉の上(節目)で今年の新芽を全て鋏をつかい
芽に対して直角に切り取ります。

加えて 強い芽(長い芽)は節目も長めに残して切り
弱い芽(短い芽)は節目も短めに古い葉のすぐ上で切ると
養分のバランスがよくなり整ってきます。

または 頂芽優勢の原理に基づき
一番下から芽切りしていく方法もあります。
どうしても同日にすべてを芽切りすると
頭のほうが芽が強くなるため
下段⇒中段⇒上段と一週間くらい時をずらして芽切りすると
バランスよくなり下段の芽も充実します。

時間に余裕のある方にはお勧めです。

松の手入れ 2 古葉むしり・もみ上げ

松の手入れで古葉むしり・もみ上げは欠かせません。

時期


秋になり

新葉もかたまり台風も落ち着いた頃が時期です。

方法


新葉も風通し良くさせます。

そのために去年の古葉を全てむしり下側の葉をもみあげます。

松の手入れ 3 整枝剪定


松の木の手入れで最後の仕上げになるのが剪定です。

後の枝の方向を見据えて芽を整理する作業。
枝のほしい方向に向いてる芽だけを残します。

もみ上げと同時に枝を選別して整枝剪定します。

大切なのは元気に生き生きして見えること。
そして木が喜んでいるように見えることが肝心です。

そのため 枝葉同士が窮屈になったりしないよう心がけ剪定します。

私は新規のお宅で松の木を鋏むときは
常に互生枝が頭にあるため混入ってる中枝を
元から外す時があります。
混み入ってるところはどんどん外します。


最後に 枝の配置の理想の話ですが
立ち上がりの幹から1本づつ主枝が横に伸び
そこから中枝が互生に横に伸び
そしてまた そこから小枝が互生に横に伸び
さらに その小枝の先端に2本の芽。

幹⇒互生の主枝⇒互生の中枝⇒互生の小枝⇒2本の先端の芽

尚 樹木の一番下の枝先の高さは全高の約1/3以上が理想です。

そんなこと考えながら毎年一回の剪定も楽しくなったりもします。

ようするに木の下から上を見上げた時
空の雲が動くようすをはっきり見えるくらいにしてあげます。

そうすれば病害虫対策にもなりますし。
健康的な松になります。

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